国土地理院地図を中心に滋賀県内の○○峠、△△越、××坂等の地名を収集し一覧に。
自然地形地名から伝承・語源・祖型等を探り、地名・方言研究の一助になればと。
滋賀県の峠地名一覧
【凡例】
※ 地名の読みの*付きは推定・未確認を含む。
※ 行程が地図上にて明瞭でなく集落地名のみと思われるような越・坂地名は一部を除いて記載していない。
峠地名 | 読み | 位置・行程他 |
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汗ふき峠 | あせふきとうげ | 犬上郡多賀町霊仙-米原市榑ケ畑。 |
アセボ峠 | あせぼとうげ | 滋賀県甲賀市信楽町宮町。県道53号牧甲西線、湖南市三雲-甲賀市信楽町宮町。▼「マセボ峠」とも。由来は『汗疹(あせも)』の転訛で、荷台を引き汗をかきながら峠を越したことからとも。 |
アチラ坂 | あちらざか* | 滋賀県長浜市木之本町飯浦(はんのうら)。長浜市余呉町川並-木之本町飯浦。▼「飯浦越」とも呼ばれ、峠部は「飯浦切通し」とも。飯浦から請うて鎮座したという地蔵尊もある。案内板等の整備はされているものの、古い道の峠部は見応えがある。▼飯浦から北の余呉湖岸に同集落の飛び地があり、この峠道を飯浦の人たちは「アチラ坂」と呼んだ、また集落のからアチラ坂に入ると野神(滋賀の自然神信仰)が祀られていると。 |
荒川峠 | あらかわとうげ* | 滋賀県大津市大物(だいもつ)。 |
アラキ峠 | あらきとうげ | 滋賀県大津市葛川坂下町。 |
アラ谷峠 | あらたにとうげ | 滋賀県高島市朽木村井。 |
粟柄越 | あわがらごえ | 滋賀県高島市マキノ町白谷。福井県境、高島市マキノ町牧野・白谷-福井県三方郡美浜町新庄。▼「粟柄峠」とも。 |
安楽越 | あんらくごえ | 三重県亀山市安坂山町。三重県境、東海自然歩道、甲賀市土山町山女原-三重県亀山市安坂山町。▼旧地図による、「安楽峠」とも。 |
石榑峠 | いしぐれとうげ | 三重県境、国道421号、東近江市政所町・同市黄和田町-三重県いなべ市大安町石榑南。 |
今峠 | いまとうげ | 県道12号栗東信楽線、甲賀市信楽町田代-長野。▼「今越」とも |
岩尾峠 | いわおとうげ | 三重県境、三重県道132号甲南阿山線、甲賀市甲南町杉谷-三重県伊賀市阿山。▼「岩尾越」、「槇山越」とも。 |
牛場越 | うしばごえ | 京都府境、甲賀市信楽町多羅尾-京都府相楽郡南山城村童仙房牛場。 |
裏白峠 | うらじろとうげ | 京都府境、国道307号、甲賀市信楽町下朝宮・宮尻-京都府綴喜郡宇治田原町奥山田。▼「越田越」とも。 |
瓜生津峠 | うりゅうづとうげ | 国道307号、東近江市一式町・瓜生津町-蒲生郡日野町北脇。 |
仰木峠 | おうぎとうげ | 滋賀県大津市仰木町。京都府境、東海自然歩道、大津市仰木町-京都府京都市左京区大原上野町。▼「仰木越」とも。古名に「篠峯越(ささがみねごえ)」。 |
近江坂 | おうみざか | 滋賀県高島市今津町日置前。▼福井県境を越え、福井県三方上中郡若狭町成願寺の闇見(くらみ)神社へと至った古道という。「能登越」とも、古くは「馬道」、「馬越」とも。 |
大峠 | おおとうげ | 滋賀県甲賀市土山町大河原。▼雨乞岳の西側登山ルート、清水頭とイハイガ岳との鞍部。現地図では東近江市と甲賀市を繋ぐ山道が見えるが、旧道は東側の大峠の位置を通過している。 |
大峠 | おおとうげ | 滋賀県東近江市百済寺甲町。滋賀県東近江市百済寺町-同市百済寺甲町▼角井峠の北に位置する。 |
大峠の池 | おおとうげのいけ | 滋賀県東近江市甲津畑町。▼大峠は雨乞岳の古名か?とも思われる。▼「大峠の沢」とも。雨乞岳山頂にある涸れない池で、雨乞いの由来ともなった場所という。猿沢池をはじめ「日本三沢」でも知られるように、昔は池のことを「沢」とも呼んだ。 |
於岐須越 | おぎすごえ | 滋賀県甲賀市土山町黒滝。三重県境、登山道、甲賀市土山町大河原-三重県鈴鹿市小岐須町(おぎすちょう)。▼「小岐須峠」とも。 |
押原越 | おしはらごえ | 滋賀県甲賀市信楽町多羅尾。京都府境、林道多羅尾線、甲賀市信楽町多羅尾-京都府相楽郡南山城村押原。▼「水無峠」とも呼称、三重県境近傍。 |
追坂峠 | おっさかとうげ* | 国道161号、高島市マキノ町小荒路-浦-海津。 |
御斉峠 | おとぎとうげ* | 三重県境、県道138号信楽上野線、甲賀市信楽町多羅尾-三重県伊賀市西山。▼「御斉峠」、「御伽峠」、「於登岐」峠、「於土岐峠」、「御土岐峠」、「音聞峠」等とも。 |
おにゅう峠 | おにゅうとうげ | 滋賀県高島市朽木小入谷(おにゅうだに)。福井県境、高島市朽木小入谷-福井県小浜市上根来。▼峠にはお地蔵様が祀られており、雲海や紅葉で有名になっている。目的地名由来かとは思うが滋賀県側には小入谷、福井県側にも遠敷川(おにゅうがわ)とあり判然としない。 |
鎌掛峠 | かいがけとうげ | 県道182号西明寺水口線、蒲生郡日野町鎌掛-音羽。 |
角井峠 | かくいとうげ | 県道229号百済寺甲上岸本線、滋賀県東近江市百済寺町。 |
葛川越 | かつらがわごえ | 滋賀県大津市葛川坊村町。大津市大物-葛川坊村町。 |
金糞峠 | かなくそとうげ | 滋賀県大津市北比良(きたひら)。大津市北比良-南比良。 |
蟹ガ坂 | かにがさか | 滋賀県甲賀市土山町南土山字蟹坂。国道1号、東海道土山宿。▼旧地図では蟹ヶ阪となっている。▼旧近江国から鈴鹿峠に至る坂。化け蟹に関する怪異譚が伝わり、それに由来する「蟹塚」と「蟹ヶ坂飴」でも知られる。 |
寒風峠 | かんぷうとうげ* | 滋賀県大津市北小松。高島市黒谷-大津市北小松。 |
北腰越 | きたこしごえ | 県道2号大津能登川長浜線、東近江市きぬがさ町・南須田町-近江八幡市安土町下豊浦。 |
北比良峠 | きたひらとうげ | 滋賀県大津市北比良。 |
木地山峠 | きぢやまとうげ | 福井県境、高島市朽木麻生-福井県小浜市上根来。▼「池ノ河内越」とも。 |
木戸峠 | きどとうげ | 大津市荒川-同市葛川木戸口町。 |
国見峠 | くにみとうげ | 三重県境、東近江市甲津畑町-三重県三重郡菰野町菰野(こもの)。 |
国見峠 | くにみとうげ* | 岐阜県境、林道国見線、米原市上板並-岐阜県揖斐郡揖斐川町春日美束。 |
鞍掛峠 | くらかけとうげ* | 三重県境、国道306号、犬上郡多賀町大君ケ畑-三重県いなべ市藤原町本郷。 |
倉歴峠 | くらふとうげ | 滋賀県甲賀市甲賀町五反田。三重県境、県道4号草津伊賀線、甲賀市甲賀町五反田字余野-三重県伊賀市柘植町字倉部。▼「倉歴越」、「油日越(あぶらひごえ)」、「与土の越(よどのこえ)」、とも。大津に都があったときは「倉歴道」とも呼ばれ、後に東海道が鈴鹿峠に移ると「杣街道」とも呼ばれた。▼三重県側にある倉部や倉部川に名称の名残が見える。 |
黒河越 | くろこごえ | 福井県境、林道、高島市マキノ町白谷-福井県敦賀市山。▼黒河峠とも。 |
源内峠 | げんないとうげ | 滋賀県大津市上田上芝原町。大津市瀬田大江町-同市上田上芝原町。▼白鳳期の製鉄遺構とされる源内峠遺跡(国史跡 瀬田丘陵生産遺産群)がある。 |
小女郎峠 | こじょろとうげ | 大津市八屋戸-大津市和邇北浜・葛川坂下町。 |
小関越 | こぜきごえ | 滋賀県大津市園城寺町。大津市藤尾奥町-市小関町(こぜき)。 |
五僧峠 | ごそうとうげ | 滋賀県犬上郡多賀町大字五僧(ごそう)。岐阜県境、犬上郡多賀町大字五僧-岐阜県大垣市上石津町時山。▼多賀町教委の案内板によると、昔美濃側の時山から5人の僧が移り住んだのが由来、関ヶ原の合戦後島津義弘が越えたので島津越とも、江戸期には時山を経て牧田に通じるので牧田越とも。▼集落であった五僧は1974(昭和49)に年廃村、数件の廃屋が現在も残る。 |
御殿山峠 | ごてんやまとうげ | 滋賀県甲賀市甲南町柑子(こうじ)。三重県境、県道133号伊賀甲南線、三重県境、甲賀市甲南町柑子-三重県伊賀市内保(うちほ)。▼「内保越・打保越」、「磯尾越」、「焼尾越」とも。 |
小峠 | ことうげ | 滋賀県甲賀市信楽町多羅尾字小峠。 |
小野峠 | このとうげ* | 国道307号、甲賀市水口町山上(飯道山-庚申山)-牛飼-甲南町塩野。▼「七曲り」とも。 |
坂下峠 | さかしたとうげ | 三重県境、東海自然歩道、甲賀市甲賀町-鈴鹿市関町。▼「白馬越(はくばごえ)」とも。 |
桜峠 | さくらとうげ | 国道306号、犬上郡多賀町四手-富之尾-霜ケ原。 |
桜峠 | さくらとうげ | 国道1号(京滋バイパス)、大津市。 |
桜峠 | さくらとうげ | 三重県境、国道422号、甲賀市信楽町神山-三重県伊賀市丸柱。▼「栂嶺越(つがみねとうげ)」、「丸柱峠(まるばしらとうげ)、「丸柱越」、「信楽越」とも。 |
笹尾峠 | ささおとうげ | 甲賀市土山町瀬ノ音・頓宮-蒲生郡日野町鎌掛。 |
笹峠 | ささとうげ | 犬上郡多賀町河内-霊仙。 |
笹峠 | ささとうげ | 滋賀県高島市畑。 |
佐目峠 | さめとうげ* | 滋賀県東近江市甲津畑町。登山道上。▼千種街道の杉峠からの北尾根を伝うルート上にある。イブネと杉峠ノ頭との鞍部。 |
池獄越 | じごくごえ | 滋賀県東近江市北須田町。東近江市五個荘川並町-北須田町。 |
地蔵峠 | じぞうとうげ | 滋賀県高島市畑。高島市朽木村井-高島市畑。 |
七里半越 | しちりはんごえ | 滋賀県高島市マキノ町野口字国境。福井県境、国道161号、高島市-敦賀市。▼「山中峠」、「愛発越(あちらごえ)」、「海津越」とも。敦賀市疋田と高島市マキノ町海津までの距離が約七里半(約30キロメートル)に由来し、この峠道自体も七里半街道と呼ばれる。古代三関の一つ愛発関がここ、交通の要衝だった。 |
品又峠 | しなまたとうげ | 滋賀県米原市甲津原。岐阜県境、県道40号山東本巣線、米原市甲津原-岐阜県揖斐郡揖斐川町坂内坂本。▼スキー場の中を県道が走り、季節や崩壊具合で岐阜県側に抜けるのは難しい。 |
白瀬峠 | しらせとうげ | 三重県境、東近江市茨川町-三重県いなべ市藤原町山口。 |
新道野越 | しんどうのごえ | 滋賀県長浜市西浅井町沓掛。福井県境、国道8号、長浜市西浅井町沓掛-福井県敦賀市新道字新道野。▼塩津街道。「塩津越(しおつごえ)」、「五里半越(ごりはんごえ)」、「新深坂越」とも。西に深坂越、西近江路がある。 |
新穂峠 | しんぼとうげ | 滋賀県米原市甲津原。岐阜県境、米原市甲津原-岐阜県揖斐郡揖斐川町坂内坂本。▼岐阜県側の新穂谷が由来だろう。 |
水沢峠 | すいざわとうげ | 三重県境、甲賀市土山町大河原-三重県四日市市水沢町・鈴鹿市大久保町。 |
須川峠 | すがわとうげ* | 滋賀県高島市畑。 |
杉坂 | すぎさか | 滋賀県犬上郡多賀町大字栗栖。犬上郡多賀町大字八重練-同大字杉。 |
杉坂峠 | すぎさかとうげ | 滋賀県犬上郡多賀町大字栗栖。県道139号上石津多賀線。 |
杉峠 | すぎとうげ | 滋賀県東近江市甲津畑町。▼杉峠ノ頭と雨乞岳の鞍部にあたり杉の古木が一本残る古道の千種越が通る。現在は登山道。峠東側にあった御池鉱山関連の峠道でもあったのだろう。 |
鈴鹿峠 | すずかとうげ | 三重県境、国道1号、甲賀市土山町山中-三重県亀山市関町坂下。 |
涼峠 | すずとうげ* | 滋賀県大津市北小松。高島市黒谷-大津市北小松。 |
摺針峠 | すりはりとうげ | 彦根市中山町-甲田町-鳥居本町。 |
関津峠 | せきのつとうげ | 滋賀県大津市関津二丁目。県道29号瀬田大石東線、大津市大石東-同市関津。▼「関の津峠」、「沢野峠」とも。 |
高塚越 | たかつかごえ | 甲賀市水口町虫生野-水口町水口。 |
高旗越 | たかはたごえ | 三重県境、甲賀市信楽町多羅尾-三重県伊賀市丸柱。 |
田ノ谷峠 | たのやとうげ | 滋賀県大津市南滋賀町。県道30号下鴨大津線。 |
千種越 | ちくさごえ | 滋賀県東近江市甲津畑町。三重県境、東近江市甲津畑町-三重郡菰野町字千種。▼千種街道(千草街道)のこと、「千草越」とも。杉谷善住坊に織田信長が狙撃された街道でもあり、杉谷善住坊の隠れ岩もある。 |
仲仙寺越 | ちゅうぜんじごえ | 滋賀県高島市マキノ町浦。高島市マキノ町上開田-浦。 |
筒井峠 | つついとうげ | 滋賀県犬上郡多賀町大字萱原。県道34号多賀永源寺線、東近江市蛭谷町-同市百済寺甲町。▼木地野街道、峠部には惟喬親王御陵もある。蛭谷には木地師資料館も。 |
椿坂 | つばきさか | 滋賀県長浜市余呉町椿坂。 |
椿坂峠 | つばきさかとうげ | 滋賀県長浜市余呉町中河内。国道365号、長浜市余呉町椿坂-同町中河内。▼北国街道、栃ノ木峠を経て福井県に至る。 |
栃ノ木峠 | とちのきとうげ | 滋賀県長浜市余呉町中河内。福井県境、国道365号、長浜市余呉町中河内-福井県南条郡南越前町板取。▼北国街道、「栃ノ木坂」、「酌子峠」、「虎杖崩(いたどりくずれ)」とも。淀川源流の碑がある。 |
途中越 | とちゅうごえ | 京都府境、国道367号、大津市伊香立途中町-京都府京都市左京区大原小出石町。▼「栃生越」、「山城峠」、「竜華越」とも。 |
刀根越 | とねごえ | 滋賀県長浜市余呉町柳ケ瀬。福井県境、長浜市余呉町柳ケ瀬-福井県敦賀市刀根。▼旧地図より。「刀禰坂」、「久々坂」、「柳ヶ瀬峠」とも。古道は柳ヶ瀬山のすぐ南を越えたが、県道140号敦賀柳ヶ瀬線と柳ヶ瀬隧道が開削されて役目を終えた。 |
鳥越峠 | とりごえとうげ | 岐阜県境、米原市甲津原-長浜市高山町-岐阜県揖斐郡揖斐川町坂内川上。 |
中峠 | なかとうげ | 三重県境、東近江市杠葉尾町・同市黄和田町-三重県三重郡菰野町田光。▼「黄和田峠」とも。 |
梨ノ木峠 | なしのきとうげ | 国道306号、犬上郡多賀町四手-多賀-富之尾。 |
七廻り峠 | ななまわりとうげ | 米原市吉槻-長浜市鍛冶屋町。▼「七曲峠・七曲り峠(ななまわりとうげ)」とも。 |
入部谷越 | にゅうぶだにごえ | 滋賀県高島市朽木柏(くつきかせ)。県道295号市場野田鴨線、高島市朽木宮前坊-同市武曽横山(むそよこやま)▼「にゅうだにごえ」、「いりべたにごえ」とも、旧地図では「にうたにごえ」。隧道上に古道が残る。その旧道峠部は古道の趣をよく残しており、切通手前には石造物(菩薩か観音か不明)が祀られている。 |
入部谷越 | にゆたにごえ* | 高島市朽木宮前坊-朽木柏-武曽横山。 |
根来坂峠 | ねごりざかとうげ | 滋賀県高島市朽木小入谷(おにゅうだに)。福井県境、林道上根来線、高島市朽木小入谷-福井県小浜市上根来(かみねごり)。▼「針畑越」、「針畑峠」、「根来坂」、「根来越」とも。現在は鯖街道としても知られ、林道が西に延び「おにゅう峠」で県境を越えて行く。 |
根の平峠 | ねのひらとうげ | 三重県境、東近江市甲津畑町-三重県三重郡菰野町千草。 |
ノタノ坂 | のたのさか* | 滋賀県東近江市君ヶ畑町。東近江市君ケ畑町-茨川町。▼古道は東へ治田峠を越えて三重県いなべ市方面へと繋がる。 |
野殿越 | のどのごえ | 甲賀市信楽町多羅尾-京都府相楽郡南山城村。 |
治田峠 | はったとうげ | 滋賀県東近江市茨川町(いばらかわちょう)。三重県境、東近江市茨川町-三重県いなべ市北勢町新町。 |
八風峠 | はっぷうとうげ | 三重県境、東近江市黄和田町-三重県三重郡菰野町田光。▼「八風越」、「田光越」とも。 |
花折峠 | はなおれとうげ | 滋賀県大津市伊香立途中町(とちゅうちょう)。国道367号、大津市伊香立途中町-葛川坂下町。▼「はなおりとうげ」とも。 |
檜峠 | ひのきとうげ | 国道367号、高島市今津町椋川-朽木荒川。 |
平子峠 | ひらことうげ* | 国道477号、甲賀市土山町大河原-蒲生郡日野町平子。▼「鮎川道」とも。 |
深坂越 | ふかさかごえ | 福井県境、塩津街道、長浜市西浅井町沓掛-福井県敦賀市追分。▼「塩津山越え」、「塩津道」、「深坂峠」とも。 |
武平峠 | ぶへいとうげ | 滋賀県甲賀市土山町大河原。三重県境、国道477号、甲賀市土山町大河原-三重県三重郡菰野町菰野。▼「湯の川越」、「仁正寺越」、「西大路越」、「大河原越」、「湯の山越」とも呼ぶが、これは大河原から西の平子峠を越え西大路(旧仁正寺藩)へと至る行程である。 |
細川越 | ほそかわごえ* | 滋賀県大津市北比良。大津市葛川細川町-滋賀県高島市黒谷。 |
柞峠 | ほそとうげ | 京都府境、滋賀県甲賀市信楽町上朝宮。甲賀市信楽町下朝宮-京都府相楽郡和束町大字湯船。▼旧地図より、「湯船越」とも。 |
万路越 | まんじごえ | 滋賀県長浜市西浅井町黒山。長浜市西浅井町黒山-高島市マキノ町小荒路・野口。 |
三国峠 | みくにとうげ | 三県境(滋賀・福井・京都)高島市-おおい町-南丹市。▼山名としては三国岳とされる。 |
水坂峠 | みさかとうげ | 滋賀県高島市今津町杉山。国道303号、高島市今津町保坂-杉山。 |
南腰越 | みなみこしごえ* | 滋賀県近江八幡市安土町上豊浦。県道201号安土西生来線、近江八幡市安土町上出-小中。 |
南比良峠 | みなみひらとうげ | 滋賀県大津市大物。大津市葛川坊村町-同市南比良・大物。 |
明護坂 | みようざか* | 滋賀県高島市朽木地子原。高島市朽木市場-同市朽木地子原。 |
八重谷越 | やえたにごし* | 滋賀県蒲生郡竜王町大字山中。県道22号竜王石部線、湖南市菩提寺-蒲生郡竜王町山中・薬師。 |
八草峠 | やくさとうげ | 岐阜県境、国道303号、長浜市木之本町金居原-岐阜県揖斐郡揖斐川町坂内川上。▼「はっそうとうげ」とも。 |
湯船越 | ゆぶねごえ | 三重県境、甲賀市甲南町上馬杉-伊賀市東湯舟。▼「伊賀越(いがごえ)」とも呼称。伊賀越は三重県津市芸濃町河内にも同名の峠有。 |
横谷峠 | よこたにとうげ | 滋賀県高島市朽木村井。 |