サツキマスの養殖が進む! 愛媛や高知で続々と取り組み

トラウトアングラーなら夢の一匹として語られるサクラマスとサツキマス、どちらも養殖・放流が進みつつありますが、今回は「サツキマス」をピックアップしてみました。

サツキマス

サツキマスの画像参照:宮島水族館

ちなみにですが、このサツキマスの食味はサケ類だけでなく魚類中でも最高級にランクされるほどの美味とされています。上品な味わいは、多くの人をとりこにしてくれるはず。

サツキマス復活の取り組み

全国の各内水面漁協によるサクラマスやサツキマスの放流は、少しづつですが広がりを見せています。山梨県南巨摩郡富士川町にある忍沢養殖場さんのサイトにも記されていますが、【平成22年より、昔のように、『いつの日か、富士川に再びサツキマスを!!』】と富士川に放流する取り組みも行われています。

こちらのサイトに掲載されていました漁獲のグラフがありましたので参考に掲載させていただきます。

サツキマスの漁獲高

かつてはかなりの漁獲高があったことが分かります。

ちなみに1貫は3.75kgですので2,000貫で7,500kgとなります。

サツキマスと命名される前の古い漁獲の資料などをいくらか見たことがありますが、マスとして瀬戸内海や有明海などでも漁獲が確認されています。

全国的にニジマスのブランド化が進む中、日本固有の鱒の種苗安定化は、内水面漁協だけでなく一釣り人としてまた食べる側としても望むところと考えています。

愛媛県の「愛南サツキマス」養殖

養殖も進展をみせてまして、まずは日刊水産経済新聞さんの記事(2017年4月18日)「愛南サツキマス20日にも出荷」から紹介します。

愛媛県愛南町は、町の新たな養殖魚「愛南サツキマス」の出荷に向け、最後の調整を行っている。町内で生産する川魚のアマゴを海で養殖して、降海型のサツキマスをつくった。今年は初出荷した昨年春よりも大きい1キロサイズまで成長させ、20日にも東京や関西、町内の飲食店へと送り出す。

出荷量は1,500尾程度とのことなので、まだまだ最初は都会の料亭など一部でしか出回らず自宅の食卓に並ぶのは遠いかもしれませんが、2018年には10,000尾の出荷を目指すとしてますので楽しみにしておきましょう。

技術が確立してくれば、管釣りなどでも気軽に見られるようになるかもしれませんね。

高知のサツキマス養殖

同じく四国は高知からもサツキマス養殖の取り組みのニュースが入ってます。こちらは高知新聞(2017年10月12日)の記事にて、「サツキマス養殖に成功 高知市のヒワサキ 深層水利用、無投薬」と紹介されています。

石油ガス卸販売の「ヒワサキ」(高知市中の島)が室戸海洋深層水を利用して、薬剤を使わず「幻の魚」とされるサツキマスの陸上養殖に取り組んでいる。全国的にも養殖事例の少ない魚種だが、今夏までに種苗149匹を成体に育て上げることに成功。同社は「2018年度には1万匹の種苗を仕入れ、本格販売を目指したい」としている。

 サツキマスはサケ科。川で一生を過ごすものはアメゴ、川から海に下り産卵のために川に戻るものがサツキマスと呼ばれる。希少性が高く、市場価格は1キロ8千円以上にもなることもある高級魚。全国的にアメゴの養殖は盛んだが、サツキマスの取り組み事例は少ないという。

室戸海洋深層水を使用し、無投薬を売りにしたいようです。しかしキロ8,000円というのは、簡単に手が出そうにはありませんがwww

日本固有のトラウト類(ヤマメ・アマゴ・イワナ)の養殖技術に、新たな一歩が加わったといえるでしょう。

※ちなみにアメゴは四国の地方名で、アマゴのこと。

最後に

釣り人ならば、やっぱ「釣りたい!」が先に来るでしょうかwww それでも、まだまだ入漁券なども全体的に高値と言えると思えます。

サツキマスの養殖技術が進歩し食用として又釣り対象として全国的に広がりをみせれば、より身近な魚として人気が出てくるはず! 

そう期待しています。